テニスをやっていく上で避けて通れないのが「ガットの張り替え」。経済的な部分は人それぞれ異なりますが、多くの方はガットの張り替えが一番の出費となるため、ここをいかに安く抑えるかが問題となる場合が多いです。
このページでは「ガット代を安く抑えたい!」と考える人のために、「ガットの張り代を安くあげるための3つの方法」を解説しています。興味があったら是非とも見ていってくださいませ。
目次
【その.1】張り代が安いところを見つける
専門的なテニスショップやテニスクラブなどではガット張りの職人さんがいる場合もあり、張り代だけで2,000円くらいするところもあります。確かに張りの技術は素晴らしいのですが、そこそこの張りで良いから低価格を!という方には向いていないと言えるでしょう。
安くガットの張替えをしてくれるところを探す場合、狙い目は大型スポーツ用品店などの量販店です(スポーツオーソリティ、ヒマラヤ、ヴィクトリア、ゼビオ、スポーツデポなど)。基本的な張り料金が1,000円前後という安さなので、近くに大型スポーツ店がある場合は、まずは料金のチェックをしに行ってみることをお勧めします。専用のクレジットカードを発行するとさらに安くなるケースも多々ありますので、そこも含めてチェックしてみてください。
お勧めはスポーツオーソリティ、もしくはヴィクトリアです。この2つは他のスポーツ店と比べても特に安く張替えることが出来ます。
【ヴィクトリア】
ヴィクトリアカードを持っていて、さらにヴィクトリアで購入したラケットに限り、ガットの張替え工賃が無料になります。ガット料金だけを払えば張替えてくれるので、かなりお得と言えるでしょう。
ただし、関東圏の限られた店舗しかテニス用品を扱っているヴィクトリアがないため、ほんの一握りの人しかこのお得なガット張替えを享受できません。これが残念なところです。
⇒ヴィクトリアの店舗情報
【スポーツオーソリティ】
スポーツオーソリティでもかなり安く張替えられるので、基本はこちらを探した方がいいかも知れません。
張替え工賃は800円(税抜)で普通なのですが、ガット自体が非常に安く買えます。最も利用頻度が高いであろう「GOSENのミクロスーパー16」は大型スポーツ店だと1,800円以上で売られていますが、スポーツオーソリティだと1,200円で売られています。これは楽天などの格安通販サイトよりも安いため、いかにガット張替えを安く済ませられるかが分かると思います。
ちなみにスポーツオーソリティでGOSENのミクロスーパー16を購入して張替えた場合、2,000円ちょっとの料金で張替えられます。これは他と比べても2/3程度の料金でしかないので、かなりお得になります。
スポーツオーソリティはガットだけでなく、スポーツ用品全般が非常に安く買えるため、ボールやグリップなどの消耗品を購入する場合にもお勧めです。また、専用のクレジットカードである「スポーツオーソリティカード」を使って購入すると全商品が5%OFFになり、20日・30日に購入すると10%OFFになるという割引を実施しています。
もちろんガットの張替えにもこの割引は適用されるので、ただでさえ安い張替え料金がさらに安くなります。ガットを少しでも安く張りたい方、そしてボールなどの消耗品の最安値を探している方は、スポーツオーソリティをチェックしてみてください。
個人的にかなりお勧めのショップです。
⇒スポーツオーソリティの店舗情報
⇒スポーツオーソリティについて(カードの解説もあり)
ただし、上2つを含めた大型スポーツ店では張り代が安い分、経験の浅いアルバイトさんが張ってくれることも多いです。仕上がりに大きな期待を持つのは辞めておいた方が無難です。
【その.2】ロールガットを買おう
基本的に、ガットは1回用のものを買うよりも数回分の長さのもの(ロールガット)を買った方が安く済みます。どのくらいかというと、半額以下になる場合もあるくらい、数回分巻いてあるもの(ロールガット)の方が割安になるのです。
そしてロールガットをより最安値に近い価格で買えるのはネットショップです。楽天、Amazon、テニス365あたりはかなり信頼性の高い通販ショップであり、価格も非常に安いのでお勧めです。
ロールガットは200mのものが人気あります。
⇒Amazonでロールガットの一覧を見てみる
⇒楽天でロールガットの一覧を見てみる
個人的にはこの2つ辺りが性能も良くておすすめ。
200mだと17~19回くらい張り替えられるため、1回あたりのガット代が770円~1,000円くらいになります。この2つはけっこう質の良いポリエステルガットなのですが、それが1,000円以下の価格で張れるのはロールガットならでは。単張りだと平気で2~3倍以上しますので、ロールガットの安さに慣れてしまうとそれでしか買えなくなるほどです。
ただし、これは持込みでの張り代が安いところが近くにあるか、もしくはガット張り機(ストリングマシン)が利用できる環境にある方に限定されます。
持込みの張り代はヘタをすると、1回3,000円を超えるところもあるため、見切り発車でロールガットを購入すると逆に損をする場合もあります。持込みでも安く張れるところが近くにあるかどうか、必ずチェックしてからにしましょう。
ただ、持込みよりも可能性が高いのは「ストリングマシン」を持っている人を探すことです。これに関しては【その.3】で解説します。
【その.3】ストリングマシンを持っている人を探す or 自分で買う
せっかくのロールガットを最大限活かすためには、やはり「ストリングマシン(ガット張り機)」を持っている人を探し、仲良くなって安く張ってもらうか、もしくは張り方を教わって自分で張るのが一番安くあがる方法となります。
ストリングマシンが置いてありそう、持っていそうな環境として狙い目なのは
- 学校
- テニスクラブ
- 本気でやってるテニスサークル
- サークル内でテニス歴が長い人
- 子供がテニスを本格的にやっている人
など、探してみると意外といるものですので、機会があれば聞き込みしてみてください。もし持っている人がいたら、「他人のガットを張ったりしていますか?もし張ってるなら、お礼は差し上げますのでどうか一つ・・」とお願いしてみるのも良いでしょう。
1本500円~1,000円くらいで張ってくれるなら、ロールガットで張ってもらえば十分安上がりになります。是非ともチャレンジしてみてください。
また、自分もしくは子供が本格的にテニスをしていると、大量にガットを張り替えることになります。普通にテニスショップにお願いしていると相当な出費となりますので、思い切ってストリングマシンを購入してみるのも良い方法だと思います。
ストリングマシンはある程度良いものだと15万くらいしてしまいますが、1ヶ月4本張り替えペースで考えると3年くらいで元が取れてしまいます。それに同じサークルやクラブメンバーのガット張替を有料でやってあげることも出来るようになるため、意外とお小遣い程度の収入にもなったりします。
そのような「ホームストリンガー」の方は結構いるようなので、節約とガット張り、そしてお小遣い稼ぎに興味がある方はストリングマシンの購入も検討してみてください。
ストリングマシンのお勧めについてはこちらのページで。
⇒自分で張ればかなりの節約に!ガット張り機(ストリングマシン)を使ってみよう
ガットの情報一覧
【ガットの基本情報】
・ガットを張るにはどこで何をすればいいか
・テンションは高いのと低いの、どちらが良いのか
・張り代を安くあげるための3つの方法 ←今ココ
【ガットを選ぼう(種類を解説)】
・ナイロンガットの特徴と魅力、欠点
・ポリエステルガットの特徴と魅力、欠点
・ナチュラルガットの特徴と魅力、欠点
・ハイブリッドガットの特徴と魅力、欠点
・【2011年版】トッププロが使っているガット
【中級者向け】
・ガット張り機(ストリングマシン)を使ってみよう
【豆知識】
・(その.1)張り替える時は、ガットを切ってからお店に頼むべきか?
・(その.2)ガットを切る用のハサミは必要か
・(その.3)張り替える目安と期間
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