テニスラケットはグリップ部分に最初からグリップテープが巻かれています。これは「クッショングリップテープ(またはリプレースメントグリップテープ)」と言われており、簡単に剥がすことが出来ないようになっています。
そして、一般的にテニスプレイヤーが口にする「グリップテープ」とは「オーバーグリップテープ」のことであり、元々付いているクッショングリップテープの上に巻くものです。基本的に使い捨てであり、安いモノが多いです。
目次
何故「オーバーグリップテープ」を巻くのか
オーバーグリップテープはいくつか種類がありますが、だいたいどの製品も吸汗性が良く、薄めに作られているものが多いです。
ラケットに最初から付随している「クッショングリップテープ(リプレースメントグリップテープ)」だけでプレイするのも別に良いのですが、長く使っていると汚れたり吸汗性がなくなってきてしまい、ちょっと汗をかいただけで滑ってすっぽ抜けたり、グリップ自体が固くて手が痛くなったりします。おまけにクッショングリップテープを替えるとなると、かなり値段が高いです。1,500円くらいしてしまい、オーバーグリップテープの4倍くらい費用がかさむのです。
そんな訳で、クッショングリップテープはあくまで衝撃を吸収してくれる「クッション」の役割を果たすモノだと考えて、グリップの握りやすさや親和性、吸汗性に関しては使い捨てのオーバーグリップテープに任そうというのがテニスをしている人たちの一般的思考になっているのです。
少しテニスをしていると分かるようになりますが、ほとんどの人がオーバーグリップテープを巻いていることに気付きます。けっこう基本中の基本くらいの勢いで巻いてます。
巻くかどうかは人それぞれですが、巻いた方が間違いないと思います。お値段もそれほど高くないので、経済的に圧迫感を与える品物ではありません。ちなみに真剣にテニスをしている人の中で、オーバーグリップテープを巻いてない人は未だに見たことがありません。
また、初心者の方はラケットを買う時に店員さんに色々と聞いたり選んで貰ったりして購入している人も多いと思いますが、店員さんはグリップの太さを『オーバーグリップテープを巻いた時にアナタがちょうど持ちやすくなる太さ』で選んでくれている可能性が高いです。
以上のことから、オーバーグリップテープは「とりあえず巻いとく」でOKだと思います。何か特別の理由でもない限り、初心者でもプロでも関係なく巻いた方が良いモノですので。
オーバーグリップテープを巻くメリットとデメリット
【メリット】
・汗をかいても滑りにくくなる
・手に平にしっかりとフィットするようになる
・握った感触が柔らかくなる
・結果として、ボールをしっかりと打てるようになる
・汚れたら替えることが出来るため、見栄えのいい状態を保つことができる
・価格が高い「クッショングリップテープ」を汚さなくて済む
【デメリット】
・少しお金がかかる(一巻き200~400円くらい)
・自分で巻き方を覚えないといけない
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