テニスオフには私たちのテニス欲を満たしてくれたり、技術の向上、そして人脈の広がりなど、たくさんのメリットがあります。
しかし同時にデメリットもありますし、人の集まりに参加する上での最低限守るべき注意点などもあります。
それらをしっかりと押さえ、楽しいテニスオフ生活を送っていきましょう。
目次
メリット
一人で気軽に参加出来る
テニスオフは一人でも気軽に参加が出来ます。というのも基本的にテニスオフはネット上での募集のため、全員が知らない人同士という状況も普通にあります。
主催の方もそれを分かっているので、一人での参加はいたって普通のことなのです。「一人だけど良いのかな・・」という気兼ねをする必要は全くないので、遠慮なくどんどん参加していけます。
自分がコートを取ってなくても、好きな時・好きな場所でテニスが出来る
東京などの都心では安い区営コートの土日・祝日は抽選となり、なかなか自分ではコートが取れない場合があります。ですがテニスオフならコートを取っている人が主催となって募集をかけてくれているため、こちらがコートを取っていなくても自由に参加できるのです。(主催者による軽い審査はありますが、レベルが適していて、自己紹介文をちゃんと書いてれば大抵承認されます)
テニスがやりたい!のに時間的、人数的などの色々な制限があって思うように出来ない人にとっては、テニスオフは救世主的な存在になるでしょう。
平日でも開催している
社会人で平日休みの場合、テニスの相手に困る人も多いと思います。そんな場合でもテニスオフなら同じように平日休みの人が開催していますので、そこで一緒にやる人を探すことが出来ます。
ただし、平日は休日よりも開催している数が圧倒的に少なく、自分が希望しているレベル、場所などは思うようにいかないかも知れません。ちょっと遠出しても良いくらいの守備範囲で探さないとちょうど良いのを見つけるのは厳しいかも・・?
色々なサークルに誘ってもらえるかも。そして人脈が増える可能性も
これは社交的かどうか、そして愛想の良さにも影響されますが、テニスオフを主催する人、そして参加している人の中にはテニスサークルに所属している人がけっこういますので、その人たちに「今度サークルに参加しませんか?」と誘われることがあります。
テニスをやる回数を増やしたい、またはテニス好きの友人を増やしたいという場合は、誘われたテニスサークルに参加してみるのはとても良い方法ですので、自分に合いそうな雰囲気であれば前向きに検討してみることをお勧めします。
なかなかテニスサークルに所属している人に出会えない場合は、テニスオフで「サークルの活動ですが人数が足りないため、今回数名募集します」という開催もありますので、そういうところを狙っていってみると良い結果が生まれるかも知れません。
また、テニスオフ歴が長くなると何度も顔を合わせる人が増え、普通に知り合いになっていきます。その中から気が合う人を集めてテニスをしたり飲み会したりなどもするようになります。
テニスショップの店員さんもテニスオフの話を振ると乗ってくる人もいますので、そこで一緒にやる方向になったりします(これは人によるので、その限りではありません)。
管理人はこれらのパターンを普通に経験していますし、おかげ様で社会人サークルもいくつか所属していて、さらに平日もテニスオフで知り合った人たちと毎週テニスをしています。普通の私でさえそうなのですから、もっと社交的な人は凄く広い人脈を築いていると思います。
このように、テニスをやる機会を増やしたい、またはテニスを通じて人との出会いを増やしたいと考えている人にとって、テニスオフは絶好の場所となり得ます。
デメリット
主催者、そして参加者のメンツで大きく雰囲気が変わる
主催者が体育会系なら雰囲気もそれなりに厳しい感じになりますし、ゆるくて楽しい感じの主催者なら余計な緊張感もなく、楽しく練習しようという感じになります。
また、参加者の中にはたまに無愛想な人もいて、その人とダブルスを組むと余計な緊張感が出たりします。メンタルの強化にはいいかも知れませんが、楽しくテニスがしたい場合は「運が悪い・・」と感じるかも知れません。
ただ、基本的に良い人ばかりですので、そこら辺はあまり気にせずに参加してもいいとも思っています。
シングルスの主催が少ない
テニスオフでは一人頭のコート代を下げるためなのか、それとも社会人からのテニスはダブルスからやる場合が多いためなのか分かりませんが、圧倒的にダブルスで募集している所が多いです。
そのため、シングルス中心に活動している方はちょうどいい開催を探すのに苦労するかも知れません。もし、あまりにもシングルスの開催が少ないようでしたら、自分でテニスオフを開催してみるのも一つの方法ですので、検討してみてください。
新鮮だがプレッシャーも多い
テニスオフは初めて顔を合わす同士でテニスをする場合が非常に多いものであり、同じ相手ばかりでマンネリ化している人や、テニス相手を求めている人にとってはとても新鮮な環境です。
ですが、その分プレッシャーも多く、最初の1時間くらいは緊張して実力の半分も出せない場合も多々あります。それに人見知りの場合は、しばらくの間は十分に実力が出せないと思いますので、かなり苦労するかも知れませんね。
活発ではない地域もある
東京や大阪などの都心部では主催者も参加者もかなり多く、とても活発な動きを見せているテニスオフですが、人が少ない県になればなるほど一転して全くと言って良いほど活動が見られなくなります。
そのような地域に住んでいる場合は、仮に自分で主催をしても参加者があまり集まってくれない場合が多いようです。
人が少ない地域ではコート代も非常に安いし土日でも比較的自由にコートが取れるため、テニスオフに参加するよりも知り合いを集めてテニスをするのが一番手っ取り早い方法となります。
または地元のサークルやテニスクラブに参加するのも良いでしょう。都心部に比べるとかなり安く入れますし、そこで交友を広めていくのが一番なのかもしれませんね。
定員に達しないと中止になる場合も
テニスオフは決まった定員に達しないと中止にしてしまう主催者もいます。もし中止になるのがイヤな場合は、その主催者のオフは今後参加しないようにするなどの対策を取っていきましょう。
人気の主催者はすぐに定員になる
テニスオフを毎日見ていると、すぐに定員になってしまう人気の主催者もたまにいます。そのようなオフは雰囲気がよく、楽しい時間を過ごせる場合が多いですが、同じように参加したいと考えている人も多いのですぐに定員になってしまいます。
アラートを設定すればその主催者が開催した場合はいち早く知ることができるので、出来るだけアラートはかけておきたいところです。
参加時の注意点
完全な初心者の場合は向いていない
テニスオフは最低でも「初級」程度から募集しているため、そのくらいの実力は欲しいところです。完全な初心者の場合はテニスオフに参加する前にサークルかテニスクラブで少し鍛えて、初級~初中級くらいになってから参加するのがいいと思います。そうしないと自分が辛い思いを味わうことになるでしょう(^_^;)
ゆるいボールなら相手コートに返せるくらいなら、初級募集のところには参加できると思います。
自分のレベルに合った参加を
自己診断でかまいませんので、出来るだけ自分のレベルに合ったところに参加する方が良いです。その方が自分はもちろん、相手が感じるストレスが少なくなり、お互いにとても充実した時間を過ごすことが出来ます。
ただし、テニスオフの中級はテニスクラブの中上級くらいのレベルの場合が多々あります。日本人の特性なのか分かりませんが、何故かテニスクラブのクラスよりも一つ下のレベルに参加する人が非常に多い(実は私もそう・・)ので、「自分は中級だろう」と思って参加したら痛い目を見ることもたまにあります。
また、まれにですが自分よりもかなりレベルの高い人たちが参加している場合があり、さらに体育会系の主催者の場合はコートにいるだけで辛くなります・・。チャレンジ精神を持っている人なら大歓迎の状況なのかも知れませんが、その状況はちょっと・・と感じる人はかなり多いのではないかと思います。
これは注意して回避できるものではありませんので、参加者のレベルが高い時は諦めて全力で付いていってください。
基本的にはテニスオフは楽しむためにやるものですので、自分に合ったレベルに参加するのが一番かなと思います。
出来れば社交的に行こう
テニスオフに参加していると色々な人と出会っていきますが、それなりに社交的でないと個別開催やサークルなどにお声掛けしてもらえません。
一度限りの参加でいいと考えているなら別ですが、テニスを定期的に楽しんでいきたいという目的があるなら、社交的で行った方が遥かに得です。
基本的にドタキャン・遅刻はNG
シングルスにせよ、ダブルスにせよ、主催の方が人数に合わせた練習・試合プランを考えてくれているので、軽々しくドタキャンや遅刻をするのはNGの空気になっています。
もちろんどうしても外せない急な用事や、ケガなどの場合はキャンセルしても問題ありませんが、何の理由もなくドタキャンすると次からは多分参加させてもらえなくなります。
仲間を作って長くテニスを楽しみたいと考えている場合、遅刻やキャンセルは出来るだけしないようにしましょう。基本的には、予定が完全に空いている日だけ参加申し込みをするのがベストです。
外れ主催者(主にぼったくり)を見極めよう
テニスオフの中には「まれに」ですが料金設定を異常に高くしている主催者がおり、コート代+ボール代の人数割りの2倍~3倍くらいの料金を取る人がいます。
予約を取ってくれてテニスオフの主催までやってくれているので多少の手間賃を上乗せする分には特に問題ないのですが、どう考えても取りすぎでしょ?という設定をしている人はオフでお金儲けしようとする魂胆が見え見えですし、そのようなオフは人気がないため、間違って参加すると少人数なこともあり、かなりの料金が取られることもあります。
参加の際は料金をしっかりとチェックし、出来るだけ良心的な料金設定をしているところに参加するようにしましょう。そのようなオフは年齢相応の人格を持っている人が主催している場合が多いので、こちらも十分に楽しめます。
ただ、凄く上手な人がコーチ目的で主催することもあり、その場合は料金設定が高くなっていますが、このようなオフはちゃんとしたコーチが教えてくれることが多いため、伸び悩んでいる人はお金と相談して参加してみるのも良いかも知れません。
意味のないお金儲けはやめておこう
すぐ上で言っていますが、テニスオフを主催する場合、特にコーチする訳でもないのに過剰な参加料金を請求するのは嫌われるもとになります。主催するコートの利用料金は調べればすぐに分かってしまうので、お金儲けをしようとしてもすぐにばれてしまいます。
酷い場合は2ちゃんねるでIDを晒される可能性もありますので、いただくとしても合計で数百円程度の多少の手間賃にしておくのが無難です(もちろんコート代とボール代はちゃんともらいますが)。
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