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テニスシューズはコートサーフェスに合わせよう

テニスコートには様々なサーフェス(コートの材質)があり、大まかに分類すると

  • ハードコート
  • オムニコート
  • クレーコート
  • カーペットコート
  • グラスコート

の5種類に分けることができます。

そして、それぞれのコートによって大きく材質が異なるため、それに対応したシューズが必要となります。ええ、そうです。お気付きだと思いますが、これってけっこうテニスの面倒なことの一つなのです、ハイ・・。

ただ、確かに5種類を買うのはとても面倒で費用もかさみますが、日本のコート事情を考慮すると1~2種類買っておけば問題ないと思われます。なので、費用面ではあまり心配する必要はありません。

以下、それぞれのサーフェス(コートの材質)の解説と、それに対応するシューズをご紹介していきます。初心者の方は、シューズを買う前に是非ともチェックしていってください。

ハードコート

アスファルトを基礎としたコート。固くてボールが弾みやすく、クレーコートよりも球足が速くなる特徴を持っています。

一昔前には市営のコートでよく見かけることがありましたが、最近ではオムニコートに取って代わられたところが多いような気がします。打った感触と音が個人的には気に入っており、管理人が最も好きなコートサーフェスです。

ハードコートはアスファルト並みに固いため、体にかかる負担や衝撃が大きいです。そのため、ハードコートでプレイする時は底が厚くなっている専用のシューズを使った方が良いでしょう。特に膝を痛めやすい方はハードコート用のシューズは必須です。

ちなみにハードコートでオムニ&クレーコート用のシューズを履いてしまうと、ストップがかかりすぎて怪我をする危険性があるので注意してください。

対応シューズは「オールコート用」です。
最新オールコート用シューズ

オムニコート

日本では広く普及されている「砂入り人工芝のコート」がオムニコートです。海外ではほとんど普及されていません。テニスの大会ではオムニコートはほとんど使用されないため、勝つことを望んでいる子供達は使わない方が良いのでは・・?と不安視されているコートでもあります。

雨への対応力が他のコートと比べて抜群に良く、雨の多い日本では運営が楽になるため、今やかなりのコートがオムニとなっています。社会人のテニスサークルでは市営や区営のコートを利用するところが多いですが、ほとんどオムニなため、対応のシューズ一つ持っていれば大丈夫となります。

オムニコートは球足が遅く、ボールが跳ねないことが特徴として挙げられます。それと、最も気を付けるべきポイントとして「かなり滑りやすいくて怪我をしやすい」ことが挙げられますので、これは頭に入れておいてください。

対応シューズは「オムニ&クレーコート用」です。
最新オムニ&クレーコート用シューズ

クレーコート

土のコートをクレーコートと言います。ほとんどの学校はクレーコートだと思いますので、学生さんには最も身近なコートと言えるでしょう。

滑りやすく、足がスライドしやすいという特徴を持っていますので、それに合わせたフットワーク技術とシューズが必要となります。もしもクレーコートでハードコート用のシューズを履いていたら、滑りすぎてもはや試合に勝つのは難しくなるでしょう。私も学生時代、それで痛い経験をしています・・。

球足は遅く、バウンド後は跳ねやすいため、スピンを駆使したストロークプレイヤーが有利に試合運びできるケースが多く見受けられます。特にプロの世界は顕著で、クレーコートの全仏オープンではストローカーがたびたび優勝しています。

対応シューズは「オムニ&クレーコート用」です。
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カーペットコート

主に屋内(インドア)では材質にカーペット材を使っているコートが多くあり、そのようなコートをカーペットコートと呼びます。

パット見はハードコートっぽく見え、球足が速いのも似ていますが、ボールの跳ね具合はハードコートよりもだいぶ低いのでプレイしていると違いが分かるでしょう。それにハードコートほど固くないため、膝にかかる負担は少ないです。どちらかというと、グラスコートに特徴が似ているようです。

カーペットコートを利用する機会が多い人はそれほど多くないと思いますし、足の使い方とシューズはハードコートと同じで大丈夫なので、特別視する必要はないかと思います。

ちなみに、私はカーペットコートでやると自分が上手くなったような錯覚を覚えます。室内なのでボールのインパクト音が「スパーン」と響き渡り、まるで自分がプロのような球を打っているかのように思えてしまうからです。かなり気持ちよく打てるコートですので、自信を付けたい方にお勧めかも知れません。

対応シューズは「オールコート用」です。
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グラスコート

芝のコートをグラスコートと呼びます。日本ではあまり見かけることがありません。

テニスの中で最もメジャーな大会である「ウィンブルドン」がグラスコートのため、日本に馴染みのないコートなのにテニスプレイヤーなら誰もが知っているという面白い事態を招いています。

グラスコートの特徴ですが、球足が非常に速く、バウンド後の弾道が低いのでサーブ&ボレーを駆使するプレイヤーが比較的上位に食い込み、優勝までいくケースが多いです。

日本では一部グラスコート佐賀テニスクラブなどで使われていますが、そもそも日本にはほとんどグラスコートがないため、使用する機会はほぼないと思います。

ちなみに、グラスコート専用シューズの情報ですが、探しましたが全然見つかりませんでした・・。もしグラスコートを使用する機会がある場合は、そのテニスクラブの人に話を聞いてみた方が良いと思います。おそらく、他のサーフェスとは違ったシューズが必要になると思いますので。

テニスシューズは多くても2種類あればOK?

これまでに5種類もコートを解説してきましたが、日本ではオムニコート、ハードコート、クレーコートが圧倒的に多く、この3つに対応するシューズを持っていればほとんどの場面で大丈夫となります。そしてオムニとクレーは一つのシューズで対応できるため、実質は2種類のシューズを持っていればどの大会でもほぼ大丈夫となります。

注意点として、ハードコートのシューズは「オールコート用のシューズ」を使いますが、「オールコート=すべてのコート」ではなく、「オールコート=ハードコート」ということを覚えておいてください。オールコート用のシューズをオムニやクレーで使うことも出来ますが、滑ってしまって満足いくプレイができない可能性があります。

詳しくはハードコート用とオムニ&クレーコート用の違いをご覧ください。

※ 基本的に、普段使っているコートサーフェスに合わせたシューズを持つことは必須です。普段自分が練習しているコートに合わせたシューズは必ず持つようにしましょう。怪我の防止、上達スピードの早さに繋がります。

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